ワクワク藍原

アニメやコミック、ゲームなどの感想雑記です。

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乱歩奇譚 Game of Laplace 全話視聴後感想・批評 (エッセンスと原作について)

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こんにちは。おひさしぶりです。

そろそろ、前期アニメの最終話視聴しおわったやつは感想書けやーという謎の電波を感じ取ったので、感想批評書きます。

といいつつ言いたいこととか面白かったところ羅列してるだけかも。

素人感想なので、勘違いしてるところがあったら教えていただけると有難いです。

 

今回はキャラクター、ストーリー、演出中心に語っていこうかなと。

あんまりネタバレはしない程度に書いていくので、よろしくお願いします。

 

 

全話視聴後感想・批評

今回取り扱うのは「乱歩奇譚 Game of Laplace

江戸川乱歩の没後50年を記念してのアニメだったんですが、最初キービジュアルが発表された時は驚きました。

なぜって、すごい可愛い系じゃないですか。

個人的には、リアル系のキャラデザで正統派を行くのかと思っていましたし。

 

私自身も最初は視聴を迷っていましたけどね。

 

 

・ストーリー

私自身が思い浮かべていた原作通りのストーリーではなく、エッセンスを加えられたほぼオリジナルの展開が繰り広げられた感じでしたね。

私が読んだことのある乱歩の小説は数えるほどですが、有名作品が用いられていたので導入としては入りやすかったかと。

グロ要素も初回からありましたね。

初回タイトルが人間椅子ですし、原作のあんな感じのゾゾッとする感じのラストかと思ってましたが、マイルドになっていたので視聴はしやすかったです。

また、原作、ではなく原案というということなのでエッセンスという感じですね。

 

先ほどお話したグロ要素も探偵物の話と思えばそんなに気にならないとおもいますが、

……が、

芋虫で吹っ飛びました。

初回はマイルドなどと申しておきながら、前言撤回しておきます。

全体的にはマイルドではなかった。

絵的なグロさもそうですが、精神的なダメージもちょくちょく受けてました。

影男の回は面白いから見てるけど、勿論精神的なダメージも受ける感じで。

これは人に勧めるときに、ある程度耐性ついている人じゃないと受け入れずらいかもしれないです。

私はグロ要素あっても面白ければ耐えられるぐらいには耐性が着いていますが、どんな人にも受け入れられるかという点では少し難しいかな。

 

怪盗二十面相としてのエッセンス。

怪盗二十面相がああゆう風に使用されるとは思っていませんでしたが、現代アレンジは設定としても面白かったです。

 エッセンスとしての使用であるならば、このような感じもすきです。

あ~~でも本家本元の二十面相好きなので、にりつはいはーん。

 

続編が作られそうな雰囲気で終わりましたが、結構気になるところ多かったので続編あったらみたいですね。

個人的には、カガミさん好きだったんでスピンオフでもっと過去話やって欲しい。

ナカムラさんとも相性いいし、いいコンビでしたよね。このコンビ好きです。

 

 

・キャラクター

キャラデザは今回可愛すぎないかな?とも思っていましたが、シリアスとグロの掛け合わせで視聴者のテンションをあげたままにするには今回のキャラデザがちょうど良かったです。

今回の話の構成でリアルすぎると、重すぎるかなとも思いますし。

 

多分今回はアニメという敷居なので、ライト層あるいは乱歩作品未読層の獲得だったんだと勝手に思っています。

手軽に乱歩作品に触れる、触れてみたいと思う作品には仕上がっているんだと思います。

そういう私もライト層でもありますが、気軽に見ようかなと入ったクチなので私以外にもそういう視聴者は多いかと。

 

一つ言うとするならば、コバヤシ少年はもう少し男の子っぽくてもいいかなとは思います。

話の構成としてそうあらなくてはならないのもよくわかるんですが、女の子に近いと特定の層向けっぽさがでてしまう感じがしますね。

ここは匙加減次第だったのかもしれませんが。

特出すべき点といえば、コバヤシ少年の異常性も特には語られず終わったのが残念。

灰色の人物、途中ハシバくんでさえも灰色になりかけてましたし。

続編に期待かなー。

 

 

 ・演出

 一話からちょくちょく画面の外というか視聴者に向けての劇みたいな推理が展開されますが、アレ結構好きでした。実にメタい。

演劇を見てる感じってあんなふうなのかなとも思いましたが。

 あと、3分ショッキング。あの人たちの発言もメタかったですね実に。

 

伏線の入り方も好きでした。(ここはストーリーに関わりますがとりあえず演出で記載しています。)

 1話の中で伏線回収しちゃう方式も好きですが、やっぱり最初にあったものが最終話付近で回収される方が断然好き。

こういう伏線回収方法ってゾクゾクじませんか?

しかも想像できない伏線多かったので、満足です。

 

あと、ラストの駆け足っぽいところはアレはアレで無音映画っぽく感じました。

ああいう演出が似合う作品も珍しいので、面白い演出でしたね。

原作が大きいというか有名な作品だと弄るのも大変だし。

 

 

まとめ

そんなに期待してなかった作品でしたが、毎回面白かったので最終回まで視聴してました!

キャラデザが可愛すぎたのも手をつけ辛かった原因でしたが、食わず嫌い良くない。

グロさえ大丈夫な子ならはまる人も多そうですね。

原作好きな方は、どう向き合うかで好き嫌いが分かれそうかな。

 

色々と語られていないことも多いですが、満足が上回りました。

スピンオフとか続編とかも作れそうな作品なので、もしあったら視聴したいですね。